北落師門の魂~「天上聖母算命学」をちらりと覗く☆

『算命学』という占術名は、実はちょっとまぎらわしい名称らしい。

=== wiki 『算命学』の項 ===

中国で算命という言葉は「運命を算出する」を意味しており、占術全般を指す用語である。従って生年月日の干支から人間の特性、運命を推し量ろうとする術を算命学等と呼ぶのは日本独特の用語である。また算命が占術全般を指すことから中国語圏で算命館というと日本の占い館を指す。

=== === ===

なるほど。では、算命学の日本での歴史の項を覗いてみよう。

=== wiki 『算命学』の項 ===

日本でのいわゆる算命学には、台湾系と日本系があり、台湾系が西川満氏によって継承され、日本系が高尾義政氏によって継承されたとされている。

=== === ===

なるほどー。以前から「西川満」さんの算命学、いったいどんなんだろう???と、気になって気になって…
先日ようやく、もともとの文献にあたることができました。これがおもしろいのなんのって。ハマった。特に大きく違う用語を、ちょっとだけ比較してみましょう。

===

算命学 --- 天上聖母算命学


十大主星 --- 十大恒星

貫索星 - 北冠(北のかんむり座)
石門星 - 五車(ぎょしゃ座/カペラ)
鳳閣星 - 南斗(いて座)
調舒星 - 北落師門(南のうお座/フォーマルハウト)
禄存星 - 昴(プレアデス星団)
司禄星 - 織女(こと座/ベガ)
車騎星 - 天狼(おおいぬ座/シリウス)
牽牛星 - 牽牛(わし座/アルタイル)
龍高星 - 大火(さそり座/アンタレス
玉堂星 - 北斗(おおくま座)

十二大従星 --- 十二命星

天報星 - アルクトゥルス(牛飼い座)
天印星 - スピカ(おとめ座)
天貴星 - アルデバラン(おうし座)
天恍星 - アルビレオ(はくちょう座)
天南星 - 南コロナ(いて座)
天禄星 - ベテルギウス(オリオン座)
天将星 - ラス・アルゲティ(ヘラクレス座)
天堂星 - リゲル(オリオン座)
天胡星 - ポルックス(ふたご座)
天極星 - カストル(ふたご座)
天庫星 - アケルナル
天馳星 - デネブ(はくちょう座)

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眺めているだけで、わくわくしてくるのは、星や星座の名前がたくさん並ぶからです。自分の持ってる星が、知ってる恒星やメジャーな星だったりすると、なんだか親しみが湧いたり、味わい深く感じられませんか?

そしてまたこの西川満氏の文章がなんともいえない味わいを醸し出します。この方はそもそもの本業が詩人であり文学者なんですよね。台湾で過ごした時代について書かれた「人間の星」も読みましたが、非常におもしろかったです。30歳まで生きられない、といろんな占い師に言われた子供時代から、成長してからの活躍の様子が生き生きと描かれています。

それもそのはず。この西川満氏、なんとまぁ「北落師門(調舒星)」を3つお持ちでらしたそうです。なるほど。道理で。納得。そのことが、ご本人にとってのいちばん強いアイデンティティの源であったことが文章の端々から伝わってきます。調舒星は1つだけでも相当にこだわりが強くて…(変人)天才肌の孤独と感性の星でありますが、それを3つ持っていたら…もう常人にはなかなか理解不能な世界かもしれません。

ただし、そうした特異な感性は一般社会では持て余しても、文筆業や芸術、占いなどの世界では非常に素晴らしい才能となるでしょう。西川氏の詩、ちょっと覗いてみたけど独特の気配があっていいなぁ。と思いました。引き続きウオッチしていくつもりです。

惜しむらくは、占い系の著書は一般書であってもとっくに絶版で、ものすごーーーく手に入りにくいことであります。とりあえずこのあたりかなーーー。

秘解「天中殺」―星の神秘と命運を知る 講談社 (1985/03)
天中殺―星の神秘と運命  講談社 (1972)
人間の星 (1959年) 六興出版社



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『天上聖母算命学』

純星と濁星?

前回の10大主星の話題、さっそTwitter上でリアクションを頂きました。カッコいい命式とチャート、いろいろ拝見できてとっても嬉しいです。ありがとうございます&これからもどうぞよろしく!

さてさて。こんな分類はいかがでしょうか?

純星
貫索星、鳳閣星、禄存星、司禄星、牽牛星、玉堂星

濁星
石門星、調舒星、車騎星、龍高星

んんん??? なになに???

とりあえず例題です。
前回は真ん中の枠だけを見ましたよね。
きょうは上下左右+真ん中の5つを見て下さい。
(天○星以外のを見ればOK)



純星: 司禄2つ、鳳閣、禄存 で4つ。
濁星: 車騎 で1つ。

つまり、この場合は純星が4つ、濁星が1つ、ですので、
純星が多い生まれ、ということになります。

5つの星を見るので、どちらかが3つ以上あるほうが優位と考えてよろしいでしょう。それに、そもそも6対4で純星の方が多いので、おそらく純星優位の人の方が世の中には多いと思われます。

純、濁 という字面から、きっともうある程度の想像はつきますね。「純」が良くて、「濁」はダメ、ということではありません。

純星が多い人は、穏やかで平和な状態を望み、穏やかな環境の中で、より自然に自分の良さが発揮出来ます。だから、世の中が右肩上がりで成長していくような安定期に良い、と言われます。

濁星が多い人は、逆境に強く乗り越える逞しさをもっています。もともと変化や開拓を好むので、安定した環境では息が詰まってしまい、社会的な価値観が安定しない変動期を得意とする、と言われます。

となると、やはり純星が多い人の方が多数派でないと、世の中は安定しないようですね。ぜひもう一回ご自分の命式をご覧になって、数えてみてくださいね。

ちなみに、私は濁星3つです。(調舒、車騎、龍高の三奇星!)

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