
買ってきた若冲ポスターを部屋に貼った!ワタシの「巨大動物好き♪」は以前にも書いた気がするぞ〜。
このへんだ。たぶん
⇒★恥をしのんで、
my『十象図』をUPしたこともあるな〜。
小さい頃は「獣医さんになりたい」と言っていた気がする。あまりにも算数ができなくて、小学校低学年ですでに挫折したんですけどね。。。ええ。ニンゲンより、ドーブツが好きなんだな。ぼそり。。。
さてさて。この展覧会、夏休み中でもあるので子供向けの解説や演出も抜群でした。(で、そのわかりやすく平易な言葉での簡潔な解説が、オトナにもたいへんありがたかったりするわけです♪)
たとえば、こんなかんじ。「屏風は左右で一対なので、右と左の対比を味わってみよう!」みたいなことが書いてあるんです。
次に、白と黒。夏と冬。みたいなとってもわかりやすい対比の屏風が並んでいるので、おお〜〜〜!そうだったのか☆ と、なんとなーく感じてただけのことをしっかり確認できたようでなんだかとっても嬉しくなったりして^^
そのわかりやすい例のひとつがこちら。

長沢芦雪『白象黒牛図屏風』
⇒★いや〜〜〜ん♪ 巨大動物絵画LOVE♪♪♪ 素敵〜〜〜☆
もう垂涎物の素敵な素敵な作品でございます!

どどーん。でっかい丑。じゃなかった牛。
(変換で最初にでるのが丑、ってあたりが…w)
※ これは会場外に展示されている複製品です。現代の最高のデジタル技術で複製されたものだそうですよ。ものすごーく精巧にできてます!牛の毛並みとか、鼻息がふ〜〜〜って伝わって来そうです。なんというか、匂いがするんだよな。牛の。

黒い牛と白い象。どちらも大きな動物ですが、黒と白。黒いカラスと白い子犬、といったようなコントラストがくっきりみてとれます。あーんど、大きい、小さい。身近な(牛)、想像上の(象はおそらく実際には見ないで描いてますよね)などなど、さまざまな対比が次々に思い浮かんできます。

これもまたすばらしかった〜〜〜!!!
ど迫力です。かなり大きい。この実物を観れただけでも感激。
『象と鯨図屏風』MIHO MUSEUM所蔵
※ 実物は屏風です。左右に鯨と象が向かい合ってる図

白と黒のコントラストは、「陰」と「陽」の対比でもある。陰と陽は組み合わさってひとつなる。陰の中に陽があり、陽の中に陰がある。陰極まれば陽と也、陽極まれば陰となる。というかんじで、陰陽はどちらかだけでは存在できない。常に変化し続ける相対的な状態である、と、言われています。
もっとぶっちゃけてわかりやすくいえば、女とか男とか書類上は2種類しかないけど、いかにも柔らかくて陰っぽい男性もいるし、いかにも豪傑で陽っぽい女性もいるでしょ。それに、なよなよしてみえるような男性が、緊急時にはものすごくたくましく行動したり、きっぱり男前な女性がおたおたすることもあるでしょ。
ま、そういうかんじです。たのしいことがあればへこむことも当然ある。夜がくれば朝がくる。人気が出れば、いつかは廃る。それが世の常、ですね。
つづきは、、、
湿気でどろどろのあたまで書いたよ〜^^;;;
えーと… ただいま引っ越し中です。かなり盛大に大量にいろいろと処分しています。すっきり。押入や戸棚の奥から、思いもかけないモノがでてきます。たとえばこんなのとか…

うわわわわわ〜〜〜〜〜〜…orz
これ、いつだったかな〜?たぶんもう5年くらい前に開催された、松村潔先生の『
十牛図を描く』講座で描いたものの1枚です。絵が描けなくても構わない、と聞いたので、絵心全然!ゼロ!のくせにのこのこと参加してしまったのでありますよ。
これ、かなりサイズが大きい画用紙なのです。(B3だね〜)2日間まるまるかけて、7枚描いたんだね〜。ものすご〜〜〜くくたびれた。へろへろになりましたよ。リアルタイムのメモどころか、日付も残してないあたり、相当バテていたと思われます。なんとも懐かしい〜〜〜。
で、1枚目のテーマは「尋牛」と言って、何かを探したいけれど皆目見当もつかずに途方に暮れる、の図。
具体的には、ニュージーランドでアルバイトしながらぶらぶらと暮らしてたときの先の見えない漠然とした不安、な夕暮れどきを描いたつもり…つもり…つもり…
お次の1枚は… 本来は牛と格闘するテーマ。んでも、象と直接戦うと負けちゃうので、仲介のサルに頼んで、
貢ぎ物をしてなんとかしようとするワタクシ。。。(せこい…)
十牛図というのは、禅の悟りにいたる過程を描いた10枚の絵のことです。(もともとは中国で描かれてます)あのとき参加したのは「
十牛図をより自分なりにアレンジして自分の手で描いてみよう」というワークショップでした。で、特に牛にこだわらなくてもいい、とのことだったので、、、なぜかワタシは象を描いています。(てかこれはマンモスだな… マンモスは強烈すぎて個人の無意識の範疇には収まらない、と言われたんだったな、確か…)
そう。思い出した!全部で7枚描いたうちの何枚かは自分の夢を描いたんんですよ。当時はとてつもなくダイナミックで印象的な夢が多くてね。(そういや〜最近夢見ないなぁ…夢見てるヒマも体力もないのか…)

うひゃ〜。これはどうやらこの写真をイメージしたらしい。。。

※ グレゴリーコルベール
うぐぐ。。。(絶句)

これはたぶん7枚目の家に帰ってきた、ってところなんだけど、ワタシはまだ象に乗ってるんだよね。家には帰り着いてない。それにどうやらワタシの家は町外れの川のそばの小屋らしい。ま〜そんなところでしょう。象といっしょに町には住めないし。
それにしても、絵の下手さは別としても、改めて他人事のように眺めてみると、いろいろ気づかされたり考えさせられるネタが満載でございます。ちなみにあと何枚かあって、それらはもっとパワフルで強烈。あれらはここではお見せできませんなぁ〜…
あちこちで、絵が描ける人たちに遭遇する機会が多くて、もう超絶特殊技能だわ〜〜〜と尊敬するばかりであります。凄いよね。ワタシも1時間でいいから画才!を体験したい…そんなこんなをしみじみおもふあきのゆふぐれでございます。
『没後150年 歌川国芳展』前期と後期の両方行ってきました。(現在1月30日はすでに後期開催中です)まぁとにかく凄い迫力です。数も多いし、どれも生々しい勢い!精密な描写と大胆なデフォルメとのコンビネーションがなんともすばらしく、息をのむ傑作の数々がずらりと並んでいます。なんというか、いわゆる美術というより、漫画や劇画の元祖!血沸き肉踊る、エネルギッシュな世界が感じられます。
どれも精緻な描写と大迫力で素晴らしいのですが、ここではいわゆる美術系の解説ではなく、不思議系の観点から話題作をご紹介してみます。

『東都三ツ又の図』(後期の会場で実物を見られます)隅田川を描いた光景ですが、左奥に高い塔。江戸時代にあんなに大きくて高い建物があるわけないじゃん。現在のスカイツリーと同じじゃないか~!って話題になってます。不思議ですね~。

『東都御厩川岸之図』 巷でびみょーに話題になってるのはこちら。この絵でははっきり見えませんが、いちばん右側の人の傘には「千八百六十一番」と書いてあります。歌川国芳が亡くなったのは1861年だそうでして、「自分の死期を予告」ってまことしやかに語られてるらしいです。不思議ですね~。
歌川国芳、なんともおどろおどろしい妖怪や異形のモノたちもたくさん描いています。お魚シリーズあたりは非常にリアルで、なんともキモ可愛いんです~。おもしろすぎる。現代のキャラクターデザインと原理は同じ。楽しいです。
伝えられてる誕生日で算出してみると、彼の中心星は
調舒星です。天極星もあるので、おそらく相当カンは鋭くて目に見えない世界にも親しかったのではないかと想像出来ます。広く伝える本能である鳳閣星もあって、火性の星は2つ。当時の最新メディアだった浮世絵でどんどん作品を発信して人気を博したのことにも納得です。さらにがっちり剋される牽牛と車騎を同時に持つので、アイデアマンだっただけでなく、エネルギッシュな働き者だったことでしょう。
あとは地味にこれもかな~りがつんときましたね~。

『江ノ島』
個人的には、巨大動物を描いてる作風のがいちばん好きです。なにしろ私は巨大動物ラブです。クジラの絵なんてむちゃくちゃ萌えます。他にも昔話をモチーフに描いてるのとかいいですね。
国芳展のことはこちらでも書きました。
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