星に願いを~ Wish Upon A Star

宵の空に光る金星三日月との共演、美しいですね。昨日に続いて今宵もまた空を見上げて、夕方の空に輝く月と金星をご覧になられた方も多いことでしょう。

1月27日の金星と月
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きょうは仕事の合間をぬって、なんとか撮りましたわ~っ。きょうは月齢4ですね。三日月ならぬ四日月。このくらいになると、ようやく普通のカメラでもようやく写るようです。

1月27日の金星と月

きのうは写真は撮れませんでしたが、大都会のビルの隙間から、細~い三日月金星の姿を拝むことができました。ちょうど、私にとっての長年にわたる憧れの方(魚サインが強いっ!)とお目にかかることができて、いかにも魚の日らしい雰囲気を満喫。とても良かったです♪

金星については、以前こんなの書きました。→★

金星は、美しさや楽しさや豊かさを司る星。夜空の金星を見上げながら、ご自分にとっての楽しさ、豊かさ、
明るさ、ちょっと贅沢な気分、などなど。そうした楽しみを再確認してみるのもまた一興ですね☆

最近届いた本、これなかなか楽しそうです。
各星座に関わりの深い恒星、惑星の解説と、夜空での見つけかた
などなどが綴られています。

星をさがす(石井ゆかり)



もうちょっと古典的かつ、読みやすいのはこのあたりかな~。
著者の野尻抱影氏は、天文と神話や由来などの研究で有名。
PLUTOつまり冥王星の和名の命名者としても知られています。

新星座巡礼(野尻抱影)


よりマニアックな占い好きさんにはこちらがいいです。
一般的なホロスコープのパーツ解説以外にも、恒星の解説が充実。
(あきらかに上級者向けではありますが)

トランシット占星術(松村潔)


… それからこちらもあるね。ヘリオセントリック占星術
しかしながら、ごめんなさい。ヘリオのほうは読んでませんっ。。。

それから~、読み物としてこれも結構おもしろかったですね。
鏡リュウジさんがお若いときに書かれたものらしいです。

オルフェウスの卵(鏡リュウジ)



それから最後に資料。
「天上聖母算命学」での恒星の配当表も載せておきます。
西洋占星術での配当とは違ってこれまたイマジネーション膨らみ
なんとも楽しいです☆

===

十大主星 --- 十大恒星

貫索星 - 北冠(北のかんむり座)
石門星 - 五車(ぎょしゃ座/カペラ)
鳳閣星 - 南斗(いて座)
調舒星 - 北落師門(南のうお座/フォーマルハウト)
禄存星 - 昴(プレアデス星団)
司禄星 - 織女(こと座/ベガ)
車騎星 - 天狼(おおいぬ座/シリウス)
牽牛星 - 牽牛(わし座/アルタイル)
龍高星 - 大火(さそり座/アンタレス
玉堂星 - 北斗(おおくま座)

十二大従星 --- 十二命星

天報星 - アルクトゥルス(牛飼い座)
天印星 - スピカ(おとめ座)
天貴星 - アルデバラン(おうし座)
天恍星 - アルビレオ(はくちょう座)
天南星 - 南コロナ(いて座)
天禄星 - ベテルギウス(オリオン座)
天将星 - ラス・アルゲティ(ヘラクレス座)
天堂星 - リゲル(オリオン座)
天胡星 - ポルックス(ふたご座)
天極星 - カストル(ふたご座)
天庫星 - アケルナル
天馳星 - デネブ(はくちょう座)

=====

空を見上げると、自分にとっての大切な星が輝いている、
なーんってなかなかロマンチックでステキですね。
ぜひぜひ探してみて下さい☆
2012/01/27(金)
『天上聖母算命学』

天空の神秘~「天上聖母算命学」をちらりと覗く☆

日本天后会/機関誌「アンドロメダ」

先日ご紹介した「算命学の南派(台湾)の流れ」と言われている西川満氏の「天上聖母算命学」に最近すっかりハマっております。

北落師門の魂~「天上聖母算命学」をちらりと覗く☆
http://tamayura10.blog123.fc2.com/blog-entry-248.html

とにかく現状で手に入るだけの資料をありったけ入手しました。資料の山に埋もれて、空き時間や寝る前にひたすら読み続けていると、至福極まりなく、なんとも幸せな気分になります。なにせ西川氏は詩人、文学者ですから…その著述はまったく教科書的ではなく、夢とロマンに満ちあふれています。なんと言っても北落師門(調舒星)3つの方ですので、ご自分の好みや主観が多々入っていますし、詩的な象徴表現も多いので、読み手によって文章や著述内容の好みは大きく分かれるでしょう。

たとえばこんな…

===

ああ、アルジェの月、バレンシアの月、ペルージャの月、台北の月、東京の月、塩原の月。月は一つなのに、見る人と、見る土地によって色も形もさまざまに変わる。そしてまた、月は一つなるが故に、遠く離れていても、心と心は一つに結ばれる。友のギターのしらべ、甘く悲しく切なく。「泣きたまへ、ただ泣きたまへ」(ノアイユ婦人)と。

しらべに酔うわが耳もとに、ひとがささやく。「あの星は?」指さすところに青く光る一つの星。「あれこそ、全天第一の織女!ほら、こちらに牽牛。銀河は雲でとぎれているが、白鳥の北十字が、斜めに」「あ、あれがわたしの星!」ひとは声をうるませ、いつまでも無言で見上げている。ひとの頬を濡らすものがある。かくすには月がまたあかるすぎた。不幸な過去をもつ人の眼に、今しもうつる天上の星!わたしにはわかる。この夜、このとき、このひとは神を見たのだと。

=== === ===

=== === ===

西川満/10大恒星

十大恒星は、1月から南中する順に、昴(プレヤーデス)、五車(カペラ)、天狼(シリウス)、北斗、北冠、大火(アンタレス)、織女(ヴェガ)、南斗、牽牛(アルタイル)、北落師門(フォーマルハウト)である。

この中で白く光るのは、織女と牽牛、それから北落師門。青白いのは天狼。黄色いのは五車。赤とも緑とも、えもいわれぬ光を見せるのが大火(アンタレス)であり、白とも赤ともつかず煙るのが、葡萄の房のような昴(プレヤーデス)である。

『アンドロメダ』第255号 天空の神秘/西川満

=== === ===

あちこちに「祈りによって顕現するXという星」というような著述が表れてくるように、西川氏自身の信仰(そもそもは媽祖信仰から転じたのでしょうか。日本天后会)が色濃く反映されている部分も多いので、いわゆる占いだけではなく宗教的な要素も多く見られます。

西川氏が三つお持ちだったという調舒星=北落師門の一族は、本流に逆らう、権威に盾突く反逆児です。最初っから万人受けする気なんかさらさらないです。(へそまがり~)孤独を恐れないけど、さびしがりやでもあったりする厄介な習性…とはいえ、いちど懐に入れば、どこまでも情が深い一面もあります。決してひとすじなわではいかない一族といえるでしょう。

***

西川式の算命学の内容は、高尾式の算命学とはやや異なり独特です。陰占についての記述は見当たらず、陽占(いわゆる算命の9マス命式)のみを用いています。それから「X」という独特の守護星(各種の恒星)概念があります。

西川式/命式配置図

十二従星は「十二命星」と称されていて、3つの命星のなかでは、左下の星(一般には晩年期と呼ばれる位置。日干&日支から生じる星)が最も重視されているようです。

西川式/命式分類

その分類は「根、幹、枝葉」と記述されています。

十大恒星(=十大主星)は、陰陽五行に対応させてないです。また石門星(=五車)は、四柱推命の劫財の解釈にに近いと思われます。非常に大胆不敵な、家庭破りの星として描写されています。

おもしろいことに、西川氏は龍高星=大火がお嫌いなご様子を全く隠さないようにみえます。あとは、北冠(貫索星)の記述が少ないようにも思います。そうした個人的な好みの偏りが反映されているのを分析するのもまた一興です。

外国の歴史上の人物の伝記と重ねながら星を読んでいくスタイルが非常に興味深く面白いです。また、読者からのお悩み相談に答えていくスタイルも、時代が反映されています。女性の結婚とキャリアの問題はこの時代からすでにあったようで、天狼(車騎星)、大火(龍高星)、北冠(貫索星)あたりを多く持つ女性たちがいわゆるキャリアウーマンとして活躍なさってた様子や、昔ながらの結婚生活にすんなりあてはまらないような星の構成を持つ女性=北落師門(調舒)×牽牛・天狼(車騎)のケースへのアドバイスなど、現代でもじゅうぶんに通用する内容も散見されます。

残念ながら著書は絶版ばかりで、現在ではなかなか簡単に手に入りませんが、購入しなくても図書館などで探してみるのもよろしいかと思います。

秘解「天中殺」―星の神秘と命運を知る 講談社 (1985/03)
天中殺―星の神秘と運命  講談社 (1972)
人間の星 (1959年) 六興出版社

占い関係で一般に発売されたのはこの辺りだと思います。上記の本、上の2冊はほぼ同じ内容だったはずです。
概要や雰囲気を知るだけなら、このどちらかを読めばほぼ十分かと思われます。

私はかなーり手間と時間をかけて、機関誌『アンドロメダ』からの複写を大量に入手しました。これをひたすら丹念に読んでいくのは実に楽しい時間でした。おりにふれ、ときどき見直してみたくなります。



2011/05/27(金)
『天上聖母算命学』

北落師門の魂~「天上聖母算命学」をちらりと覗く☆

『算命学』という占術名は、実はちょっとまぎらわしい名称らしい。

=== wiki 『算命学』の項 ===

中国で算命という言葉は「運命を算出する」を意味しており、占術全般を指す用語である。従って生年月日の干支から人間の特性、運命を推し量ろうとする術を算命学等と呼ぶのは日本独特の用語である。また算命が占術全般を指すことから中国語圏で算命館というと日本の占い館を指す。

=== === ===

なるほど。では、算命学の日本での歴史の項を覗いてみよう。

=== wiki 『算命学』の項 ===

日本でのいわゆる算命学には、台湾系と日本系があり、台湾系が西川満氏によって継承され、日本系が高尾義政氏によって継承されたとされている。

=== === ===

なるほどー。以前から「西川満」さんの算命学、いったいどんなんだろう???と、気になって気になって…
先日ようやく、もともとの文献にあたることができました。これがおもしろいのなんのって。ハマった。特に大きく違う用語を、ちょっとだけ比較してみましょう。

===

算命学 --- 天上聖母算命学


十大主星 --- 十大恒星

貫索星 - 北冠(北のかんむり座)
石門星 - 五車(ぎょしゃ座/カペラ)
鳳閣星 - 南斗(いて座)
調舒星 - 北落師門(南のうお座/フォーマルハウト)
禄存星 - 昴(プレアデス星団)
司禄星 - 織女(こと座/ベガ)
車騎星 - 天狼(おおいぬ座/シリウス)
牽牛星 - 牽牛(わし座/アルタイル)
龍高星 - 大火(さそり座/アンタレス
玉堂星 - 北斗(おおくま座)

十二大従星 --- 十二命星

天報星 - アルクトゥルス(牛飼い座)
天印星 - スピカ(おとめ座)
天貴星 - アルデバラン(おうし座)
天恍星 - アルビレオ(はくちょう座)
天南星 - 南コロナ(いて座)
天禄星 - ベテルギウス(オリオン座)
天将星 - ラス・アルゲティ(ヘラクレス座)
天堂星 - リゲル(オリオン座)
天胡星 - ポルックス(ふたご座)
天極星 - カストル(ふたご座)
天庫星 - アケルナル
天馳星 - デネブ(はくちょう座)

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眺めているだけで、わくわくしてくるのは、星や星座の名前がたくさん並ぶからです。自分の持ってる星が、知ってる恒星やメジャーな星だったりすると、なんだか親しみが湧いたり、味わい深く感じられませんか?

そしてまたこの西川満氏の文章がなんともいえない味わいを醸し出します。この方はそもそもの本業が詩人であり文学者なんですよね。台湾で過ごした時代について書かれた「人間の星」も読みましたが、非常におもしろかったです。30歳まで生きられない、といろんな占い師に言われた子供時代から、成長してからの活躍の様子が生き生きと描かれています。

それもそのはず。この西川満氏、なんとまぁ「北落師門(調舒星)」を3つお持ちでらしたそうです。なるほど。道理で。納得。そのことが、ご本人にとってのいちばん強いアイデンティティの源であったことが文章の端々から伝わってきます。調舒星は1つだけでも相当にこだわりが強くて…(変人)天才肌の孤独と感性の星でありますが、それを3つ持っていたら…もう常人にはなかなか理解不能な世界かもしれません。

ただし、そうした特異な感性は一般社会では持て余しても、文筆業や芸術、占いなどの世界では非常に素晴らしい才能となるでしょう。西川氏の詩、ちょっと覗いてみたけど独特の気配があっていいなぁ。と思いました。引き続きウオッチしていくつもりです。

惜しむらくは、占い系の著書は一般書であってもとっくに絶版で、ものすごーーーく手に入りにくいことであります。とりあえずこのあたりかなーーー。

秘解「天中殺」―星の神秘と命運を知る 講談社 (1985/03)
天中殺―星の神秘と運命  講談社 (1972)
人間の星 (1959年) 六興出版社



2011/05/23(月)
『天上聖母算命学』

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