プロフェッショナルって

2014-07-28-yasukuni-02.jpg

ご心配下さったみなさま、ありがとうございます。うちのリクガメ君、肺炎や結石などの致命的な病気は無いものの、どうやらいま流行の「熱中症」に罹ってるようです。いやはや。。。相変わらず拒食中。ひたすらぐんにゃりと寝てばかり。なにぶん亀ですから、全てスローペース。悪くなるのも良くなるのも時間がかかるので、しばらくこのままみたいです。無事に回復するか衰弱死するかは神のみぞ知る。

きのう、お茶の水のレプタイルクリニックに連れて行って、診てもらってきました。(なんと14年ぶり!なのにカルテはちゃんと保存されていました!)先日緊急的に駆け込んだ駒込の院長先生もきちんと診て下さってたので、どちらの病院でも結果的に、診立てと処置は同じでした。それにしても、リクガメを診てくれる病院、本当に貴重です。ハシゴしてしまって、申し訳ないやら、ありがたいやら、ございます。

レプタイルクリニックの先生、ほーーーーんとにカメがお好きなんでしょうね。診察室にはいくつもの水槽があっていろんな種類の珍しい水棲ガメが飼われていたり、事務室の中を甲長40-50cmはあるケヅメリクガメ ⇒★ が、のっしのっしと歩き回って、ばりばりと大量の野菜を食していたり、なんともはやカメ好きにはたまらない環境です。

診察室の棚には患者さんたちからプレゼントされたとおぼしき大量のカメグッズがぎっしり。外国のお土産的なカメの置き物、ポケモンのゼニガメ(そのうちカメール→カメックスに進化する)みたいなぬいぐるみ類、「たすけてくれてありがとう」と首からお手紙下げたカメさんのお人形もありました。先生、みんなに感謝されて愛されてるんだろうなぁ〜〜〜。

レプタイルクリニックが評判がよい理由は、よくわかります。先生はこちらの話をよく汲み取って聞いてくれるだけでなく、とにかく症状や診断内容、今後の方針などについての説明が非常に言語明快でわかりやすい。そして、カメに向かい合う真剣な姿勢、これは非言語的な雰囲気としてこちらにもよく伝わってきます。総合的に「この先生は信頼できる方だ」と感じられる要素がずらりと揃っています。どんな分野でもプロってこうあってほしいよね。という観点で考えると、とても勉強になります。

ということで、当然ながら人気ありますので、診療の予約はなかなか取れません。クリニックへの電話がつながる時間も短時間で限られています。不便ですが、ドクターひとり(+受付補助の方)で運営しているのだから仕方ない。どんなに優れた先生でも、無限になんでもかんでも診療できるわけじゃありませんから。あそこで診てもらえるご縁を頂けただけでラッキーだと私は思っています。

2014-07-28-yasukuni-01.jpg

夜、お気に入りの店頭売りでの持ち帰り専門の焼き鳥屋に買い物に行きました。すると店頭に「8月は体調管理のため、火曜水曜と連休を頂きます」と貼り出されていました。そりゃーーー単純なお客目線だったら、ええ〜!?二日も休むの?!と思う人いるかもしれません。でも、私はなんかほっとしました。だってさ、この炎天下の中で炭火焼鳥しながら、暑い暑い店頭に1日中立ってたら疲れますよ。心配になる。多少休んでも、今後もずっと美味しい焼き鳥屋さんを長く続けてくれるほうが嬉しいです。

要するに、カスタマー側というのはえてしてワガママで贅沢なものですから、思いついたときにいつでも!というのを望みがちではあります。ワタクシゴトではありますが、自分が開業して間もないころは、個人の携帯にのべつまくなしに電話してくる患者さん、何人かいました。「辛いんです。今からいいですか?」「いまから行きますから」みたいな。いやーーー。ありえないだろ?みたいな要求、結構ありました。

うっ、まじかよ…と息をのみつつ、すべて断固お断りしました。こちらは自由診療。基本的に、一刻を争う命に関わる症状を扱う場でもありません。(もちろんその判別をつけるための訓練は受けていますが)この場で、どうしても私じゃなきゃいけない理由はない。(という場合が99%でしょう)そういう人はこりずに他に行くだけです。けじめはきちんとしないとトラブルになる。といった姿勢は、もとの勤務先で学びました。こちらがつぶれたら本末転倒でしょ?と。「時間外ですから」というのは、いちばんいい理由ですが、欲求には時間もルールも関係ないですからね。対応するのはなかなか難しいです。人間の欲求にはキリがない。ひとりひとりの要求は少なくても、たくさんの人の過剰な要求を律儀にひとつひとつ叶えていたら、そのうちこちらが死ぬかもしれないわけでして。そうなってははなから元も子もないんじゃないかと。

話し飛びますけど、めまい難聴系の患者さんには、学校の先生は非常に多いんです。ストレスフルな職場だからでしょうね。(医師とか、パイロットみたいな超高等専門職も結構多い。他はエンジニア系とか、コールセンター勤務とか)そういう方々の話を聞いてると、現代のモンスターペアレントってえげつないなーーー…ひでーなー…と思うことが多々あります。超有名私立○学校の先生曰く、朝4時とか5時に平気で担任の携帯にどーでもいいような用事で保護者が電話してくると言ってました。うへぇ…。そんな生活が続いたら難聴くらい簡単になるわけだよな、と思います。その学校は、教職員の半分以上が突発性難聴の罹患者だそうです。きっと凄まじい労働環境なのでしょう。

で、ふとおもいだす。私の祖母や叔母が昔お世話になっていたという鍼灸師の先生は(伝説の名人、みたいな人だったようです)、無休の夜討ち朝駆けで患者さんを診ていて、結果的にご自分はまだまだこれから、という壮年期に大病を発症して亡くなられたそうです。いつ頃からだったか、その名人を懐かしむ話は、祖母や叔母から何度となく聞かされていました。へええーーー。凄いな。信頼されてたのね。愛されてたのね。さすが名人。凄い。凄いけど、私はとてもそんな風にはなれないし、なりたくもないし、そうやって人ができないことをやったからこそ「伝説の名人」なんだろうなぁ〜〜〜と思ったものです。とはいえ、冷静に考えたら、そんな風に命削って仕事をするのは、ご本人、患者さんたち、社会にとっても損失じゃないのかなぁ〜? でもきっと、その名人の中にはそうでもしなくてはいられない衝動があったからなんだろうなぁ〜〜〜などと、幾度となく思い出しては考えます。結論は無いけど。

2014-07-31-hibiya-02.jpg

この土日はひさびさに「体力の限界に挑戦!」的な忙しさでしたが、不肖ワタクシ、おかげさまで無事に生きてます。ノーメイク+寝癖+労働用Tシャツ+首にタオル巻き+ハーフパンツ+ビーサンというまさにブルーワーカー仕様スタイルでふつーに電車移動もしてました。どうせ化粧なんかしてもぜんぶ流れてしまうし、髪の毛も全部汗でびっしょりになるからなー。とか思うと、なにもかもどうでもよくなり、こうなってくるともう、周りの人の目とかどーでもいいです。無事に生きてるほうがだいじ。まじ。

そして、ホントだったらいまごろ月山の麓に居るはずだったのになぁ…と心の中でぼやいたりもします。リクガメくん、はやくまた傍若無人の食欲オバケのようなもとどおりの元気になってくれないかなぁ〜。とかいいながら、まぁ、きょうも私はいつもどおりの平常運転です。クーラーきかせて、たまりまくっている事務仕事をします。

それにしても、子供を放置して遊びに行っちゃう親、というのは世間から全力で非難されるし、その行為自体はよからぬことでしょうけど、そういう人たちの気持ちはあながちわからないでもない気がしますよ。。。特に若いうちだったらワタシ、いかにもそういうことしそうな人間だったと思うんですよね。こういう種類のニンゲンは、ホントに子供いたらきっとアタマどうかになっちゃうだろうなぁ〜。ははは。

ま、あれこれ考えてもしょーがないので、黙って仕事しましょう。
関連記事
2014/08/04(月)
日々のつれづれ

| ホーム |
Page Top↑
▲ Page Top